月別アーカイブ: 2013年10月

長い曲の楽しみ方…って?

ども、広報兼ウンチク担当でございます。
……え、テープもレコードも知らない世代が存在するって!?
我が家のコンポはターンテーブル&ダブルカセット装備のお局様フルコンポ(25年近く稼働中)ですとも。

という話はまたそのうち何かの時にやるとして(笑

 

さて、最近のポップスのように短い曲に聞き慣れていたり
テレビを見ていてもテロップで強調してもらってツボを自分で探す必要がない……から
長い曲ってよくわからないんだけどー、いうヒト、結構いるのですよ。

テレビでBGMで流れてるっていうから聞いてみたら、
元曲長すぎてどこ使われてるかわからなかったー(涙 ………とか。
聞き慣れたとこが出てくるまでが退屈で、
気がついたら、気持よくソファで爆睡してたよorz ………とか。
小説みたいなあらすじないの、あらすじ!
どこ聞いてたかわかんねえよ! ………とか。

自分もよく相談されるシチュエーションなので、身に覚えのある方も多いのでは。
…大丈夫です。自分だけじゃないですよ。
演奏会をやっている我々も通ってきた道です(笑

まあ、ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーのどアタマのクラリネットみたいに
いきなりキャッチーなメインメロディーが出てくる曲はそうそうないわけで
(ちなみにあのキャッチーなメインメロディ、ちゃんと聞けば
曲の最後の最後まで無駄なく繰り返し使われてるのですよ。)
しかも、タイトルにキャッチーな言葉が使われていれば内容の推測もできるのに
交響曲第●番だの、協奏曲第●番、だの、ソナタ第●番だの、そんでもってどれがどれやねん、と迷子になるパターンも多いかと。

 

でも、コンマスいちろーたさんの言葉の通り、
「短いのがいいなら、最初と最後の和音だけ鳴らせばいい」わけです。

一応、作曲する側から言わせてもらうと、
最初と最後じゃ言い足りないからいろいろと中身を追加したくなるんですよね。
その追加の仕方が、一番最初に出したメインメロディに似たものにするのか、
似せただけじゃこの気持は言い表せないと思うから全く別のものにするのか…という違いでして。
でも、フリーダムにやり過ぎると収集つかなくなるから、
何かしらの枠組みは必要だよね、と古い時代の作曲家のみなさまが築き上げてきた
枠組みや決まり(曲の構成や調性というシステム)を踏襲させてもらうわけでして。
(…それでも収集ついてないじゃん、というツッコミは往々にしてありますが!)

しかし、だからといって、その枠組や決まりを知ってないとダメなわけではないのです。
まあ、確かにあらすじ無しの小説読むみたいに、聞くポイントがどこかがわかりにくいですが
それならそれで、宝物探しゲームのイメージを持ってみると、ちょっと糸口つかめるかも。

ゲームが始まったときはまだ何が起こるかわからないけれど、
お話(=楽譜)が少しずついくと、いろんなアイテム(=メロディーや和音)が出てくるので
そのアイテムの中でお気に入りを探していく……落とし穴があったり、
最後にならないとお気に入り出てこないかもしれないけれど、
やっぱり作曲する側も美味しいネタは最後にばばーんと披露したいので
みなさまにはぜひボス戦までがんばっていただければ(えへ☆

あと、小説にも読んだ人次第で感想が変わるのと同じように、
楽譜も指揮者や演奏者が変われば出てくる音が変わります。
それによって、もしかしたらお気に入りアイテムが変化して聞こえてしまうかもしれませんが、
その違いを見つけられるようになったらプレイヤーとして1レベルup…て感じでしょうか。

ぜひお気に入りのメロディーや和音がたくさん見つかりますように。

 

さてさて、曲のこともほとんど触れてないのになんですが、
アラフォーオケでは我々と一緒にハイバリとエニグマを演奏してくださる
弦楽器奏者の方々を絶賛募集中でございます!
指揮者・こーのさんとコンマス・いちろーたさんの先導の元、
宝探しツアーに出かけてみたい方々、いらっしゃいましたらぜひ!

…ああ、今回はすっかり長くなってしまいました。反省。。。

変奏曲との出会い

アラフォー・オケでコンマスします。いちろーたです。

今回の演奏会「Variations」と銘打ってます。誰も聞いちゃいないかもしれませんが、僕は変奏曲って好きなんです。

「変奏曲すげー!」って思ったのは、大学生の頃にナマで聞いた『ロココの主題による変奏曲』でした。で、それを自分たちでもやったんですね。大切な思い出の曲です。
もうひとつ変奏を好きになったキッカケをあげるなら、これまた大学時代の話なんですが、ベートーヴェンのシンフォニーなんですね。『エロイカ』と『第九』
長い、そして、くどい……なんてすばらしいんでしょう。

……長くてなにが悪い!

短いのがいいなら、最初と最後の和音だけ鳴らせばいいじゃないですか!!!

ベートーヴェンがライブ演奏で延々と変奏曲をひいてくれてたらどんなに幸せだろうなと思います。毎日ベートーヴェンばっかり聞いてましたよ。高校生の頃。
クライバーの速い速い『運命』が《テープが伸びてしまって》普通の速さになるくらいに……ウォークマンで毎日聞いて通学してましたよ。ええ。

ヤングな皆さまのために解説しておくと……カセットテープというものがありまして、ラジオを録音するとかいろんなふうにお気に入りの音楽を録音して聴けるものがあったんですよ。で、テープなので繰り返し聞いているうちに伸びてきちゃうんですね、物理的に引き伸ばされちゃう。レコードの回転数を落として再生するのと同じようなことにっちゃうんです
(しまった年がバレる!テープもレコードも、いまの若い子たちには通じない話かもしれないなぁ……)

話がすっかり脱線しました。

変奏曲を2曲取り上げる演奏会は、僕にとってははじめてのことです。
ひとつは、ベートーヴェンに感化されちゃったブラームスが書いた「ハイ・バリ」こと『ハイドンの主題による変奏曲』 もうひとつが、僕にとって因縁深いエルガーの書いた《名前だけはよく知っている》『エニグマ(日本語では「謎」というらしい)変奏曲』を取り上げることになったわけです……。
どちらも、20代の僕にとって苦いどころか、痛い思い出の曲です。
その話は、なにかの時にでも……。

バイオリン・パートはメンバー募集中です。ご応募お待ちしています!

いちろーた(アラフォー・コンマス)

50名突破!

アラフォー優先受付期間を終え、一般募集を開始しました。おかげさまで現在50名を突破しております。アラフォーだけでも40名近く集まり、当初目標の平均年齢アラフォーを目指すという目標は達成できそうな見込みです。ありがとうございます。
遠くは宮城や静岡の方からもエントリーいただいており、凄いことになった、とどきどきわくわくしています。また、遠方の方だけでなく、アラフォーのお年頃というのは、そもそもお仕事の面でも忙しい年代です。そういった方々が平日練習のあるALAPHOに参加するというのは、諸々調整していただいているのだと思います。もちろん練習に全出席が難しいという方もいらっしゃいます。そういった方々をお互いにサポートしながら、演奏会に向けて、アラフォーパワーを凝縮させていければといいな、と思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。事務局も、皆様の気合いに報いることができるよう、精一杯がんばっていきます!

とはいえ、申し訳ないことに、団員向けサイトの準備に手間取っておりまして、まだどなたがエントリーしたか把握しづらい状況が続いております。今しばらくお待ちください。エントリーした方でパートメンバーを事前にお知りになりたい方は、世話役にお問い合わせください。

現在、管楽器についてはほぼメンバーが集まりました。まだ弦楽器は絶賛募集中(Vn, Cbは特に!)ですので、ご検討中の方、こちら( http://alapho.nobuyy.com/requirements/)の募集要項をご確認の上、こちら(http://alapho.nobuyy.com/entry/)からエントリーをお待ちしています。

Yuko Yoshinobu