プログラムから〜代表あいさつ

 á la Philharmonic Orchestra (ALAPHO)の演奏会にようこそ!ALAPHOはその名の通り、アラフォーに拘ったオーケストラです。アラフォーの出演者が、作曲家がアラフォーだったときの曲を演奏します。アラフォーというのは10代の若さ、20代の勢い、30代の広がりを経て、さてこれから何をしよう、と迷う世代だと思います。40歳は不惑ともいいますが、それは孔子の時代のこと。現代の40歳は惑いまくりなのです。そんなアラフォー世代を変奏曲2曲というプログラムで表現することにしました。スタート地点から、どんどん広がっていって、最後に花開く変奏曲。今日は無事に花を開かせることができるでしょうか?

 アラフォーは仕事や家庭と趣味の両立が難しい世代でもあり、練習も全員が揃ってというわけにはなかなかいかなかったです。ただ、そこを要領よくできるのもアラフォーならではの処世術。指揮者の河野さん指導のもと、「大人ですから」をキーワードに、客席に届けたい音楽をいかに要領よく魅力的に表現するかに拘りました。そんな音楽好きの大人の魅力あふれるALAPHOの演奏を、今日はどうぞ楽しんでください。

 学生時代は同世代で集まることもありますが、社会に出てからはそのような機会もほとんどありません。そんなアラフォーメンバーが集まればきっと昭和の甘酸っぱい思い出を語ったり、衰える体力について相談したりするはず・・・が、実際は集まれば音楽談義が多く、いくつになっても好きなものは好きなんですね。練習ごとの懇親会はアラフォーというより、熱く語る学生のような雰囲気で楽しみました。今日の演奏会後の懇親会も大人気なく盛り上がることでしょう。出演者も今日の演奏会を懇親会共々目一杯楽しもうと思います。

 なお、出演者の多くがアラフォーど真ん中ですが、アラフォー予備軍、アラフォー経験者も参加しています。年齢詐称ではないことを予めご理解のうえ、御楽しみ下さい。アラフォー万歳、な気持ちはみんな一緒です!

 最後に私事ですが、40歳の誕生日にオーケストラの演奏会を開催する、というなんとも贅沢な企画を応援,支えていただいたみなさんに感謝致します。