長い曲の楽しみ方…って?

ども、広報兼ウンチク担当でございます。
……え、テープもレコードも知らない世代が存在するって!?
我が家のコンポはターンテーブル&ダブルカセット装備のお局様フルコンポ(25年近く稼働中)ですとも。

という話はまたそのうち何かの時にやるとして(笑

 

さて、最近のポップスのように短い曲に聞き慣れていたり
テレビを見ていてもテロップで強調してもらってツボを自分で探す必要がない……から
長い曲ってよくわからないんだけどー、いうヒト、結構いるのですよ。

テレビでBGMで流れてるっていうから聞いてみたら、
元曲長すぎてどこ使われてるかわからなかったー(涙 ………とか。
聞き慣れたとこが出てくるまでが退屈で、
気がついたら、気持よくソファで爆睡してたよorz ………とか。
小説みたいなあらすじないの、あらすじ!
どこ聞いてたかわかんねえよ! ………とか。

自分もよく相談されるシチュエーションなので、身に覚えのある方も多いのでは。
…大丈夫です。自分だけじゃないですよ。
演奏会をやっている我々も通ってきた道です(笑

まあ、ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーのどアタマのクラリネットみたいに
いきなりキャッチーなメインメロディーが出てくる曲はそうそうないわけで
(ちなみにあのキャッチーなメインメロディ、ちゃんと聞けば
曲の最後の最後まで無駄なく繰り返し使われてるのですよ。)
しかも、タイトルにキャッチーな言葉が使われていれば内容の推測もできるのに
交響曲第●番だの、協奏曲第●番、だの、ソナタ第●番だの、そんでもってどれがどれやねん、と迷子になるパターンも多いかと。

 

でも、コンマスいちろーたさんの言葉の通り、
「短いのがいいなら、最初と最後の和音だけ鳴らせばいい」わけです。

一応、作曲する側から言わせてもらうと、
最初と最後じゃ言い足りないからいろいろと中身を追加したくなるんですよね。
その追加の仕方が、一番最初に出したメインメロディに似たものにするのか、
似せただけじゃこの気持は言い表せないと思うから全く別のものにするのか…という違いでして。
でも、フリーダムにやり過ぎると収集つかなくなるから、
何かしらの枠組みは必要だよね、と古い時代の作曲家のみなさまが築き上げてきた
枠組みや決まり(曲の構成や調性というシステム)を踏襲させてもらうわけでして。
(…それでも収集ついてないじゃん、というツッコミは往々にしてありますが!)

しかし、だからといって、その枠組や決まりを知ってないとダメなわけではないのです。
まあ、確かにあらすじ無しの小説読むみたいに、聞くポイントがどこかがわかりにくいですが
それならそれで、宝物探しゲームのイメージを持ってみると、ちょっと糸口つかめるかも。

ゲームが始まったときはまだ何が起こるかわからないけれど、
お話(=楽譜)が少しずついくと、いろんなアイテム(=メロディーや和音)が出てくるので
そのアイテムの中でお気に入りを探していく……落とし穴があったり、
最後にならないとお気に入り出てこないかもしれないけれど、
やっぱり作曲する側も美味しいネタは最後にばばーんと披露したいので
みなさまにはぜひボス戦までがんばっていただければ(えへ☆

あと、小説にも読んだ人次第で感想が変わるのと同じように、
楽譜も指揮者や演奏者が変われば出てくる音が変わります。
それによって、もしかしたらお気に入りアイテムが変化して聞こえてしまうかもしれませんが、
その違いを見つけられるようになったらプレイヤーとして1レベルup…て感じでしょうか。

ぜひお気に入りのメロディーや和音がたくさん見つかりますように。

 

さてさて、曲のこともほとんど触れてないのになんですが、
アラフォーオケでは我々と一緒にハイバリとエニグマを演奏してくださる
弦楽器奏者の方々を絶賛募集中でございます!
指揮者・こーのさんとコンマス・いちろーたさんの先導の元、
宝探しツアーに出かけてみたい方々、いらっしゃいましたらぜひ!

…ああ、今回はすっかり長くなってしまいました。反省。。。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>