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変えていく面白さ

自称27歳・リアルはアラフォーのこーのさんからバトンタッチされました、
ウンチク語りには定評のある(笑)広報スタッフのさこです。

まあでもね、含蓄ある話とか振られてもね、
ほら、最初っからカタいハナシは疲れるだけだと思うのでw
どうして交響曲とかじゃないのー?みたいな話をまずは軽く。

今回の2曲、「変奏曲」が並びました。
最初はね、交響曲とかももちろん上がりました。選曲に。
でも、なんとなくプログラムとして組んでみるとちょっと座らない。
かといって、大曲の組曲系は本当に大きくて、
アラフォーになっていろいろ思い通りに書けるようになった作曲者が
嬉しくなってヒャッハー☆と全力を入れるので
クセとか作曲者の思い入れとかが強すぎて、これもちょっと座らない。
(まあロミジュリみたいに年齢的にどうよというのももちろんありw)
のぶさんのお誕生日なんだから、あまりにネクラなプログラムも避けたいし、
(ほら、トシがトシだから、こじれるとどろどろぐっちゃんになっちゃうわけでw)
特殊な楽器が増えちゃうと奏者も限定されちゃうし、とウラもちょびっと含み。

変奏曲ってそれでいくと、結構お買い得商品なのですよ。
一番最初にメインテーマがやってきて、
それを元にして作曲家が手を変え品を変え料理していく。
メインテーマに共感できなくても、手を変えた先とか、ふと見せるウラとか
どこかにちょっと引っかかることができる…それだけの素材が用意されてるのです。

自分もね、学生時代にはそこまでは思ってなかったのですが、
この年になるとまあそれなりにウラもオモテもタテマエもホンネも見るわけで
だからこそ「変わるものがある」ことも「変わらないでいたい」こともわかる。
作曲家だって同じで、
だから若い頃の変奏曲みたいにテクニックだけ見せるところから
もう少し別の側面に光を当てたいとか、一方向に縛られない魅せ方ができるからこそ
それを演奏する側も汲み取って、また自分の多方面をそこにぶつけられる。
ーーそんな面白さがあるんじゃないかな、と思うのです。

自分は年を取ることに抵抗はなかったのですが、
正直、アラフォーって姿が見えなかったのです。ここ何年も。
でも、今回のみなさまに引っ張ってもらって、ちょっとアラフォーって面白いかも、
変化することって楽しいかも、と思えるようになりました(大まじめに)。
なので、それを曲や演奏を言葉にするという形で
みなさまに少しでもお伝えできればなあ、と思っています。

アラフォーオケ、楽しいですよ(スタッフのオレも!)。