月別アーカイブ: 2014年5月

アラフォーで落ち着いた人たち

案外どんな人生歩んでいてもアラフォーまでくると
それなりに落ち着く作曲家が多いのねえ、と
イマサラながらに実感しているうんちく担当のさこです。

ええと、落ち着いてるのかそうなのかよくわからん代表の呼びかけで集まった
アラフォーオーケストラの本番まであと4日だったりしますが。

 

いや、曲決めの時に、それぞれの作曲家のアラフォー時代に作られたものを
ピックアップしていたわけですが、そうなると必然的に略歴を追うわけで。
まあ、会社勤めみたいな安定感には欠けるけれど、
20代のやんちゃっぷりに比べればびっくりするくらい落ち着いた人が多い(笑

せっかくなので、いろんな作曲家のアラフォーを
2回にわけてこの場でご紹介しようかと。
まず今回はアラフォー時代に落ち着いていた人たち(笑)から。

 

ひとまずバロック時代の作曲家は
比較的勤め人として安定している人が多いのです。
宮廷作曲家とか、教会やオペラハウスの音楽監督。
ヴィヴァルディ、ヘンデルあたりは宮廷勤め。
バッハはライプツィヒの聖トーマス教会の音楽監督、
テレマンはハンブルク市の音楽監督。
50年くらい後の時代のハイドンもやはりエステルハージ家の音楽監督。

しかしこの後くらい(18世紀後半)から、王侯貴族は没落したりなんだりで
音楽家を抱える余裕がなくなってしまい、勤め人は少なくなります。
その中で宮廷勤めの筆頭はヨハン=シュトラウス一族。
ハプスブルクはすごかったのですよ…。
あと、ロシア帝国だとバラキレフは宗務局(宮廷礼拝堂)で働いていました。

かわりに多かったのがピアノや音楽学校の教師をしながら
楽譜や理論書を書く人たち。
ピアニストならお馴染みのツェルニー、クレメンティ、クラーマーは
その典型です。
ブルックナーもこのタイプ。アラフォー終わり頃にウィーン国立音楽院の教授に。
デュカスはパリ音楽院、シェーンベルクはベルリン芸術大学、
バルトークはブダペスト音楽院、イザイはブリュッセル音楽院、
グラズノフやリムスキー=コルサコフもペテルブルク音楽院で教えています。
グラナドスは、グラナドス・アカデミーを自分で設立しています。
そしてエルガーも地元でヴァイオリンを教えて生計を立てていたので
このカテゴリーかしら。
ボロディンも同じく大学で教えていたものの、
分野はなんと「化学」。30歳過ぎて作曲を始めた方なのでした。

王侯貴族勤めは廃れるものの、各地のオペラハウス付きという地位は健在でした。
今回取り上げたブラームスもそう。しかも、その中でもかなりの出世タイプ。
ウィーン楽友協会の音楽監督。
天国と地獄のオッフェンバック、ニールセンもオペラハウス付きの作曲家。
また、18世紀であればハウス付きでなくても
オペラ作曲家として生計が成り立つ時代でもありました。
ヴェルディやドニゼッティ、プッチーニがそのくくりに入ります。
これが19世紀になると映画音楽家と名前が変わります。
コープランドはアカデミー賞作曲家なのですよ。

あと、忘れてはならないのが、ヨーロッパならではの教会オルガニスト。
グノー、サン=サーンス、フォーレがこの中に入ります。

 

…さて、まだまだ名前の出ていない人たちは、
やはり少し変わった人生を送っています。
こちらはまた後ほど。

縁の下の力持ち

ども、うんちく担当のさこです。

実はなにげにアラフォー本番まであと5日になりました!
当日の詳細はこちら
みなさま、お時間ございましたらぜひお越しください。

さて…この前リアル友人と話してた時のこと。
友人「メロディ追っかけてるとそれだけで終わるんだよね」
オレ「え、その他は?」
友人「なんかやってるかなー程度。やってるとは思うんだけど、よっぽどコレってのでないと何がなんやら」

…で、その数日後のアラフォーオケ練習でヴィオラの横で聴いていたわけですが
中音域も結構おもしろいことやってるわけですよ。
単純に和音だけ鳴らしてるウィンナ・ワルツとかと違って。
なのにわかりにくいで終わっちゃうのはもったいないよなー……

というわけで、中音域もがんばって書いてみます。聞きどころ。

 

クラシックにおける中音域とは、
ほぼイコール「縁の下の力持ち」なのです。
低音以上に目立たないことが多いけれど、これがないと音楽がスカスカになる。
中音域のさじ加減一つで同じメロディなのに喜怒哀楽が分かれるから不思議です。
どの楽器も人間の声に近い音域だからか、ちょっと親近感もあったり。

その中でも筆頭は、今回の舞台の左奥で丸っこい楽器を抱えるホルン。
4人と多いのはダテではありません。
4人が絶妙に隙間を埋めて色彩を変えていくのです。
ハイバリのフィナーレ中盤どころはなかなかの聞き所。
エニグマ第5変奏のホルンも好きだな。

のびのびとしたロングトーンでぽーっと伸びるソロも
動かないのになぜか美味しい(笑
エニグマ第一変奏のラストとか、第三変奏中盤とか、高い音じゃないのもポイント。

弦楽器ではヴィオラ。今回はその中でもエニグマでのソロは聞きどころの一つ!
第6変奏は優美で個人的に好きなメロディーだったり。
第10変奏なんかは、本当に人間がしゃべっているかのような
雰囲気のメロディなんですよ。
(なぜかその後のチェロのソロはかなり難しいというか…
ソリストになんぞ含むところあったのだろうかエルガーさん/苦笑)

全員でのフレーズもなかなかエニグマ第10変奏ラストだったり
第4変奏の裏メロなんかは叙情的で、ふくよかな感じがいいです。

…アレだ、チラ見せっぽい感じがいいのかもしれない(笑

たまにセカンドヴァイオリンも一緒になって
刻みに参戦したり(ウィンナワルツはこのパターンが非常に多い)
なかなか攻守さまざまなことをしているので、
ちょっと舞台の向かって右側前方を目で追ってみるのも楽しいかもです。

木管だとどこだろう、とわにゃわにゃ悩んでいたのですが
そうじゃん今回の首謀者エニグマ吹いてんじゃん!(ぉ

エニグマ第3変奏中盤と第8変奏アタマ、第13変奏冒頭は
クラリネットらしい見せ場たっぷりのフレーズです。
ぜひチェックしてみてください☆

 

というわけで。
せっかくのGW、ちょっと予習がてら聞いてみてもらえると
当日もっと楽しくなるかもです。

アラフォーオケ第6回練習レポート「コンマスのつぶやき再び」

本日、かつしかシンフォニーヒルズにて練習でした。

帰りの電車で書いております。
標準軌は萌えるぜ\(//∇//)\

たぶん、みんな今ごろ親睦会の乾杯をしていることでしょう!

肝心の練習は、いよいよ大詰め。
弦楽器メンバーは席順が決まって出席も増えてきたし!

さらに、ゴールデンウィークを使って長距離遠征組がいよいよ、いよいよ、いよいよ加わったりしています!

2おまえさんがた、練習は完全燃焼しましたかー!

くすぶってないで、練習でモヤモヤしたところがあれば、がんがん燃やしましょう。

 

変奏曲は熱いぜ!

でもテーマが大事なんだぜ!

 

大事なことなので何度も言いますが、今回とりあげる変奏曲というのは、テーマがあって、ある枠組みの中で、ある法則性をほのめかしながら展開して変奏曲の体をなしてゆきます。

テーマと変奏のことはわかりやすいですが、変奏どうしの対比も聞きどころです。

似たような曲想でありながら、楽譜を見ると景色(音をどの楽器にどう割り当てているか)がまるっきり違ったりしていたりして、作曲家の思い入れが現れるのかもしれません。

ブラームスの変奏スタイルと、エルガーの変奏スタイルと、どっちのどこがおきにめしますか、探していただけたら嬉しいです。4

 

ところで。

音楽の楽しみは、演奏を見たり聴いたりすることにもありますが、楽譜を手に入れて眺めたり読んだりしてみる、さらには書き写してみたりするというのも、面白いかと思います。

「こんなめんどくさいこと、よくも書き留めたな!」

とか思ったりします。ほんとに。

 

いや、それにしても暑い練習室でした。

練習を終えて指揮こーのさんはセクシー黒シャツで汗まみれ。

downloadInlineDirectお腹周りをなでながら「このへんの、汗のもとが、ね。汗のもとが、ね」と意味不明な供述をしておられましたよ。

わたくし・いちろーたは白ズボンで少しでも爽やかイケメンを目指して頑張りました!(えっ、いまどきの人はズボンっていわないの?)

 

ところで(2回目)

エニグマという曲は、謎だらけ。
無学な僕には何が謎なのか、いまもってひとつもわかりません。

エルガーがわれわれに残した「決して解かれることのない謎」というのは、解こうとしても解けないし、かといって、解かないでおこうとしてもやっぱり解けないわけです。エルガーってずるいですね。

 

ところで(3回目)

肝心の練習は、いよいよ大詰め。
弦楽器メンバーは席順が決まったり、長距離遠征組が加わったりしています。

6管楽器、打楽器は、欠席されるかたの代わりに演奏してくださる方もいらっしいました。

この代わりに演奏してくださる方のことを代吹きとか代奏者とか呼ぶわけですが、このアラフォーオケの代奏者のみなさんというのも、決してヒマだから来ているわけではないんですよね!

本当にありがとうございます。
おかげさまで、楽しく合奏しています。

あれれ?!

「もしかすると、全員が所定の席に着いて揃うのは本番のステージだけなのではないだろうか?!」

5このアラフォーオケ、練習出席しなくていいわけではありませんよ。みな、それぞれの状況が大変ななかをこじ開けて、一回一回の練習を、演奏できることを楽しみにして、励みにして集まってくるのであります。

年度がわりを迎えて、職場の異動によって出演を断念されたかたもいらっしゃいます。

ゴールデンウィークに突入直後の平日ですから、仕事がある人は恐ろしく忙しいなかを駆けつけてくれました。

 

さて、ゴールデンウィークが明けるといよいよ本番となります。

自己満足はもちろんのこと、来場してくださった皆様にとっても、ステキな思い出となるように、もうひと頑張りしてみますね。

応援よろしくお願いします!

コンマス・いちろーた

P.S.
こーのさんらしき人が密会?!

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